相手に合わせてコミュニケーションをとる

近頃では「報告は箇条書きで」「結論をまず先に」などとよく言われます。

これはアメリカ人が非常に好むやり方です。

A4一枚でまとめろ、などともよく言います。

アメリカのビジネススクールでは、よくそうやってレポートを出さされました。

特に、教授がビジネス経験者や現役経営者の場合は、その傾向が強かったと思います。

これは、5種的な人に対してはとても効果のある報告スタイルです。

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会話においても、こういう感じで話をした方が、よく通ります。

そもそも論から始めるとだんだんイライラしてくるのがわかるのです。

まあ、わざとそうやって相手をじらして、聞く気を高めるというテクニックを使うこともありますが、あまり多用はしない方が安全です。

相手の気持ちよいように話をしてあげるのがよいでしょう。

さて、そもそも論から入らないとわからない人もおります。これは上下型1種というタイプ。

だんだんと積み上げていくような説明の仕方です。

途中をすっ飛ばすと、もうわからないという顔になります。

つづきはこちらで

 

コミュニケーションの戦略でやってはいけないこと

リーダーの信頼性が失われるひとつの原因は、ぶれることでしょう。

では、どういうときにぶれたと思われるか。====

たとえば、

  • ふだんと違う行動をとったとき
  • 意見を変えたとき

戦術的な観点で転換するのはかまいません。

それはきちんと説明すればすむことです。

しかし、戦略的な転換がもたらさせるときには、ぶれたと思われます。

そして、驚くでしょう。

味方を驚かしてはいけません。

こうなると部下や周囲の支持は失われるでしょう。

 

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍 

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科Ⅰのメインテキストです。初等科Ⅰでは、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

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コミュニケーションスキルのなかで、最もベーシックで、応用範囲が広いスキルが、ほめる技術です。

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相手が問題をどう定義しているかでコミュニケーションアプローチを考える

これはコミュニケーション以前の問題といえるかもしれませんが、相手がどのように問題を定義しているかによって、話し合いのアプローチを代えないといけません

これを私は「問題の定義」と呼んでいます。

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たとえば、ある問題が生じていたとして、相手が

  • とりあえず当面の解決でよしと考えているのか、より根本的な問題解決をしようと考えているのか

これは、相手の時間的余裕や経済的余裕ともかかわってきます。貧乏暇なしでは目先のことしか考えられません。

また、問題を

  • 自分のことと深刻に受け止めているか否か

これでもずいぶん違います。当事者意識があるかないかともいえます。

また、

  • こちらを敵と見ているのか、そうでないのかでも違います

敵と見ていないなら、対立があっても交渉が成立しますが、敵と見ているとなると厄介です。

それはこちらの動画でごらんください。

非対立的アプローチのコミュニケーション戦略

どんな人ともコミュニケーションをよくするのは理想ですが、そうは問屋がおろさない。

そこで、チームや組織内で自分の主張を通すためには、対個人のコミュニケーション・スキルとは別のコミュニケーション戦略が必要になります。

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経営コンサルタントのトム・ピーターズの言葉から。

「労使交渉をリードする人、伝導に生涯を捧げる人は、たった一つのルールにしたがってゲームを進める。

まずは心熱き同志や信者を募って足場を固め、それから周囲に影響されやすい人を味方に取り込んでいき、

目指すものが必然の流れになるまで、敵のことは忘れる。(中略)

(そして、敵の中傷、攻撃や抵抗を気にせず)自分の信念にしたがって、黙々と仕事をする。

味方を増やすことに全力をあげる。

そして、あるとき気がつけば、傍流が本流になり、敵は大河に取り残された中洲になっている」

引用:「トムピーターズのサラリーマン大逆襲2セクシープロジェクトで差をつけろ」(TBSブリタニカ、訳者仁平和夫)

相手と対立しないコミュニケーションプロセス

部下がやる気のない否定的な言葉ばかり言う。

そこで、部下を鼓舞しようとして、前向きなビジョンや解決策を上司は提示するが、いっこうに効果はない。

なぜか。

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今日は上司のポジティブな言葉 なぜ部下は後ろ向きになってしまうのか – SankeiBiz(サンケイビズ)から引用します。

原因は、相手の言っていること(さらには相手の潜在意識、観念と呼びますが)を全面的に否定するところから始めるためです。

これでは、とても相手には受け入れられません。

上記の記事では、次のステップを踏むことを推奨しています。

ステップ1:相手の気持ちを理解して、それを認める

ステップ2:同意できる部分を認める

ステップ3:相手が前向きな感情をもっている対象を見つけて、その感情を強化する

ステップ1と2は、共感の作業ということです。

これでようやく、相手は聞く耳をもってくれる。

そして、相手の肯定的な部分を見つけて、そこを認める。ハイライトするということ。

いつぞや説得のプロセスとして、このブログでもご紹介したプロセス

と基本は同じです。

ですから、ひとつ学べば応用は無限といえます。

そのポイント解説を動画でご覧ください。

初期の動画で、音質が悪くて恐縮ですが、短いので我慢して聞いてくださいね。

 

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍 

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科Ⅰのメインテキストです。初等科Ⅰでは、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

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L研のコミュニケーション動画5選

最近私は動画マーケティングというのに刺激されて、しきりに戦略リーダー養成のために戦略関連動画をつくっています。

残念ながらあまり見られておりませんね。

宣伝が下手なのと、ターゲットがはっきりしない。これでは仕方ないかな。

それはともかく、昔つくったコミュニケーション関連の動画は結構見てもらっているのがあります。

今から見ると、ずいぶん音が悪い。まだ機器の選定などがよくわからずにつくったものですから。

特にマイクの選定の大事さなどわかりませんでしたからね。

しかたないけど我慢してください。以下は、よく見られているものを選びました。====

1リーダーの人間行動学

これはリーダーとして考えるべきことが中心に述べられています。

概論的にご覧ください。

2コミュニケーション能力の向上方法について

これはコミュニケーション能力を高めるための考え方を述べています。


3感受性とリーダーコミュニケーション

コミュニケーションにおける人間分析の知識について触れています。

4ほめる技術

コミュニケーションスキルとしてのほめる技術の技術体系を述べています。いちばんよく見られています。

5認める技術

ほめる技術をさらに高度にしたスキルです。ほめる技術の応用編とでもいえるもの。

教えない指導こそ真の指導

教えない指導というと奇異な感じがするかもしれません。

しかし、教えすぎることはかえって害が多いこともあります。ましてや、リーダーが次々と栄養剤を飲ませるように指導するのはどうでしょうか。

そこには学ぶ者の自発性をまったく理解していない姿しかありません。

以前「啐啄同時」という言葉を紹介しました。

卵のなかの雛がコツコツと卵の殻を内から叩く。その音を聞いて親鳥が外から殻をつつく。

それで雛が生まれるのだという故事です。

親鳥がコーチや教師で、雛が生徒とか学ぶ人。

しょせん、雛がやる気がなければうまくいかない。どんなに外から言っても駄目なものは駄目です。

やはり本人の自覚しかありません。教えればうまくなるというのは錯覚でしょう。

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野球界の名コーチとして知られる権藤博さんの指導理論に私は大いに賛同いたしております。

以下は日経新聞からの引用です。「教えないコーチ」から体罰をみると…  :日本経済新聞」

「どの世界でも頂点を極めるような人は自分で成長のヒントをみつけ、課題を克服できる。

だから、プロでトップを狙おうという選手に教えてうまくなるやつはいない、というのだ。

実際には自分自身の才能に気付かなかったり、失敗を重ねて自分の長所を忘れてしまうなどの理由で伸び悩むケースが少なくない。

そこでコーチの出番となるわけだが、一番大事なのは選手に自信を回復させ、前向きに進む勇気を持ってもらうこと。

それがコーチの一番の仕事だと思っている。」

 

「指導者は「しょせん、やるのは選手」という割り切ったものを、心のどこかにもっていないといけないと思う。」

 

「叱るときに注意しないといけないのは、その人物の本質に関わる部分、一番の長所に関わる部分に触ってはいけない、ということだ。

私の仕事は投手を育てることだが「投球」という本筋に関わるところでガミガミ言ったことはほとんどない。

青山もバントという“本業”ではないところで叱った。自分はここで勝負する、それで生きていくしかないという核心的な部分で“駄目だし”をされたらどうだろう。

スポーツの世界に限らず、自分のすべてが否定された気持ちになるのではないだろうか。負けることによって、一番悔しく焦っているのは当の本人だ。

だから、そこを叱るときは本当に慎重にしないと選手の傷口に塩をすり込み、萎縮させるだけの結果に終わってしまう」

 

うまくなる人は教えようが教えまいが伸びる。

創意工夫の楽しさを知っているからです。

自発性を発揮しないと、人間は伸びません。

ただ、そういう人でやる気があっても道に迷うことは多々あります。

そういうとき、そっと手をさしのべる。これが本当のコーチでしょうね。

リーダーもずいぶん参考になると思います。

 

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