ほめる訓練だけで会話がはずまないことは避けられる

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コミュニケーション力がないということで、いろいろなスクールに出かけられている方がいると思います。

  • 何を話して良いかわからない
  • 会話になると相手がいつもつまらなそうにしている
  • 会話が弾まない
  • 暗い表情だと言われる
  • 質問が思い浮かばない

そういう人は、相手から何かを引き出してあげるつもりになればいいのです。

そこで、「オウム返し法」を学ぶ?

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例えば、会話の相手がこう愚痴を言ったとします。

「昨日さあ~上司に怒られちゃってさ。。書類のミスが多いって・・・ 明日仕事いきたくねえよお」

このとき相手の言葉を繰り返すのだそうです。

「いきたくねえのか・・・」

自分の主観を全く入れずに、そのまんま相手の言葉を繰り返す。

相手が興奮していれば、ますます勢いづいて

「そうさ、もう顔も見たくねえよ、そもそもあの上司はさあ……」と話が続くかもしれません。おもいもよらぬ情報が聴けるかもしれません。

しかしねえ、いつもそんなにうまくいきますかねえ。そんな単純な方法で。

そんなことを言うよりは、いつも注意深くまわりの人間を観察しておいて、

「君にはこれこれこういう優れた点があるのに、あの上司は気がつかないのかねえ」とでも言った方が喜ばれるでしょう。

ほめる訓練をしていれば、こういうことはまったく苦にならなくできるようになります。

だいたい、会話が続かなくないときには、相手のよいところをほめればいいんですよ。

営業マンもおんなじ。顧客をほめる。ほめるところを素早く見つける。

ほめる訓練をつづければ、会話が続かなくて怖くなることも少なくなると思いますよ。

ほめる訓練はL研リーダースクールでは初等科および新設のコミュニケーション科で学ぶことができます。この通信講座では、いろいろなほめるバリエーションを学びながら、職場で実践訓練をしていただくようになっています。

コミュニケーション科はリーダーのためにコミュニケーション能力強化に特化したコースです。コミュニケーションの実践訓練と同時に、人間分析の考え方や実例を学ぶことができます。

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7月人間分析法セミナーのお知らせ

日時:7月24日(木) 午後1時から午後4時
場所:東京 銀座会場(人数によっては会場を変更する場合があります)
定員:10名程度
費用:5,400円(税込み)
テーマ:人間分析法(感受性のタイプの理解)

人間分析法について、基本的なポイントを解説したのち、いくつかのタイプについて詳しく解説していきます。

詳細・お申し込みはこちらから

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■関連資料:佐藤直曉著『リーダーの人間行動学』
人間の行動基準パターンとその理論を簡単に紹介しながら、応用として、歴史上の人物の行動分析を行っています。歴史上の人物には極めて強い個性をもっている人が多く、そのため特徴がはっきりでやすく、人間分析が比較的容易です。したがって、勉強材料としてとてもよいのです。

扱っている人物は、南極探検家スコット、乃木希典、空海と最澄、ショパンとジョルジュサンドです。 いずれも、極めてユニークな個性の持ち主ですので、特徴がわかりやすく、理解しやすくなっています。

各人物には、それぞれ質問を用意してありますので、読者はそれを考えれば、一層人間分析の意味が理解できるでしょう。
リーダーの人間分析講座,コミュニケーション力をつける-リーダーの人間行動学

立読み:こちらからどうぞ

■感受性メルマガ メルマガで感受性を解説しています。申し込みはこちら

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍 

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科、中等科のメインテキストです。初等科では、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。さらに、人間分析法として、人間の価値観10タイプの解説を動画で提供しています。

立読みはこちらからどうぞ

コミュニケーションを拒否する行動

コミュニケーションを拒否しようとする行動はいろいろあります。

そういう行動をする人には、たいてい別の理由が隠されていると見た方がいいと思います。

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たとえば、こちらが言ったことに対して、猛然と激しく反論する人。

これには、相手の弱みが隠されています。

大きな声で相手の反撃を食い止めたいのです。

ちょうど、ダウンしたボクサーが立ち上がって、猛然と攻撃してくるようなものです。

自分の弱さを隠し、時間稼ぎしているとも言えます。

だいたいは、言われたことがこたえているんです。というか、自分もそうだと内心では認めている。

激しく反発するのとは逆に、ひたすら謝りつづけて、その先の話にのってこない人もいます。

下手に話をしはじめると面倒なことが起きる、と警戒しているのでしょう。

江戸幕府の大老・井伊直弼がそんなことをしていました。

日米修好条約を幕府独自に決めたとき、水戸の一橋慶喜(後の15代将軍)が抗議にやってきた。

そのとき、井伊はひたすら「おっしゃるとおり、恐れ多いことでございます」だけで通したそうです。

これなんかは、あきらかにコミュニケーション拒否。

弁舌の得意な慶喜の土俵に乗らない作戦でしょう。

相手の得意な土俵に乗らないのは、交渉においては重要なことです。

拙著『リーダーの人間行動額』で空海と最澄の有名なケンカを取り上げました。

宗教界や評論家はそれが宗派の優位性を示したいがための論争だと考えています。

しかし、私は別の理由が裏にあって、空海が論争を拒否した(最澄の土俵に乗らない策をうった)と考えています。

興味のある人は、拙著をお読みください。

■参考書籍『リーダーの人間行動学』 

部下の力を発揮させられない、人付き合いが難しい。その根本原因は相手の行動基準を知らないからです。人間をどう見るのか、人をどのようにリードすればよいかを示す教科書としてお読みください。

デールカーネギーの『人を動かす』に欠けているもの

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あらためて、デールカーネギーの『人を動かす』の目次を見てみました。

名著であることは間違いないでしょう。ただ、足りないところもあります。

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特に人を説得する12原則を見直してみました。

人を説得する十二原則

  • 議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
  • 相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
  • 自分の誤りをただちにこころよく認める。
  • おだやかに話す。
  • 相手が即座に’イエス’と答える問題を選ぶ。
  • 相手にしゃべらせる。
  • 相手に思いつかせる。
  • 人の身になる。
  • 相手の考えや希望に対して同情を持つ。
  • 人の美しい心情に呼びかける。
  • 演出を考える。
  • 対抗意識を刺激する。

人を変える九原則

  • まずほめる。
  • 遠まわしに注意を与える。
  • まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与える。
  • 命令をせず、意見を求める。
  • 顔を立てる。
  • わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。
  • 期待をかける。
  • 激励して、能力に自信を持たせる。
  • 喜んで協力させる。

上で共通しているのは、相手の自尊心を満たすことをまず考えるということでしょうね。

でも、私に言わせると、徹底的に不足していることがあります。

たとえば、説得の場合には、相手にわかる言葉で話すということがあります。

私は人を動かすとはこういうことだと考えています。

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カーネギーの言っていることは、基本的には波長あわせの部分です。

相手の道理に基づく提言を行うためには、「相手の言葉」で語りかけることが必要です。

その意味は、「相手の行動基準に沿って話しかける」ことです。

相手がロジカルな人ならロジカルに説明し、相手が名誉を重んじる人ならそれを手に入れられるように提案することです。

■参考書籍『リーダーの人間行動学』 

部下の力を発揮させられない、人付き合いが難しい。その根本原因は相手の行動基準を知らないからです。人間をどう見るのか、人をどのようにリードすればよいかを示す教科書としてお読みください。