ほめなくてもほめたことになるコミュニケーションとは

みなさんは、上司やベテランの人をほめることができますか?

自分より力量がある人に対してほめるのは難しいと思いませんか?

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たとえば、新人の職人がベテランに「うまいっすねえ」と言ってもそれほど喜ばないでしょう。

しかし、そのベテランも目利きのできることで定評のあるお客さんからほめられれば、これは喜ぶはずです。

やはりそれぞれレベルという者があります。上位のレベルの人にとって下位レベルの人から何かほめられてもたいしてうれしくないでしょう。

では、下位レベルの人は、どうやって上位の人とつきあえばいいのか?

私がお勧めするのは、熱心に相談することです。

ただし、ただ「答えを教えてくれ」という態度では、相手にされません。

だいたい、上位者は「なんで、こんなことがわからないのか」と思っていますから。

そこで、相談する側は十分に研究し、それでもわからないことがある、といって相談をもちかけないといけません。

質問するにも真剣な態度を見せなければ、信頼は到底えられないものです。

上位者にとって下位者の価値というのは、自分にないものをもたらしてくれることです。

技術では問題になりません。しかし、たとえば、自分にとって考えもしないものの見方、ものごとを探求する情熱などを見せられれば、下位者であっても評価してくれるものです。