やさしい言葉をリーダーは勉強しよう

チェーホフの言葉。

「優しい言葉で相手を征服できぬような人は、いかつい言葉でも征服できない」

どこかのリーダーさん、いかつい言葉の連発ですね。大丈夫ですか?

優しい言葉の練習をしましょう。

====

優しい言葉の代表は「褒め言葉」でしょう。

私がなぜリーダー感覚養成のためにほめる訓練を選んだかですが、この方法が優れているのは、自然に人を観察するようになるからです。

その人のよいところを見つけようと、虎視眈々と狙っていくわけですから、いやでも相手のことに関心を払わないわけにはいかなくなりますね。

また、ほめるときは、相手にとって最適な言葉を選ぶ必要がありますが、それには相手の心がある程度わからないといけません。ですから、相手の気持ちを察する訓練にもなるわけです。

それから、もしほめ言葉がピッタリであれば、ほめられた人は喜んでくれるでしょう。そうなると、こちらとしてもたいへん嬉しいし、愉快になりますね。つまり、相手が喜ぶことで、自分も喜びを感じることができるわけです。これが共感です。

ほめる訓練は、人間関係の機微がよくわかると同時に、人を指導する喜びも味わえます。この喜びの感覚こそ、リーダーが知らなければならないリーダー感覚なのです。

拙著『リーダー感覚――人を指導する喜び』より引用

リーダー感覚の画