イノベーションのためのコミュニケーションを考える

私の大学時代の恩師である川瀬武志先生はご著書『IE問題の解決』で

「0→1→∞の原則」を提唱されています。

これは、アイデアを普及するためには、One Good Exampleを創りだすことが
有効だ、ということです。

つまり、プロトタイプとか試作品とお考えいただければよいでしょう。

このExampleは、完全な「1」、すなわち100パーセントの成功でないといけません。

誰が観ても100パーセントの成功でないといけないのであり、
たとえ99パーセントでもダメだというのです。

ただし、必ずしも大きな成功でなくてもいい。
適当な大きさ、むしろ小さい方がお金のあまりない初期には都合がよいのです。

 しかも、それをできるだけ隠密裏に行うことがよい、とされています。

このあたりは、私の『伝動戦略』や『暗示型戦略』に採用されています。
また、拙著『先見力訓練法』で述べた「辺境の価値」でも触れています。

新しいアイデアは強い抵抗に遭うのが常です。
あまりにも目立つと、既存の集団にあっという間に潰されてしまう。
ですから、ひっそりと小さくやっていき、実力を蓄えておく方が
最初はよいわけです。

イノベーションというのはだいたい辺境でおきるものなのです。
たとえば、武家政権というのは、京から遠い鎌倉や東国で育っていますね。

モハメットのイスラム教もメッカから遠いところで出発しています。

製品開発についていえば、川瀬先生は

「できれば公表せず、表面的には予算もつけずにやって、100パーセントの成功例に育て上げる」のがよいとしています。

このケースとしては、拙著『暗示型戦略』で取上げた「日本ビクターのVHS事例」が適当でしょう。

ご興味のある方はお読みください。
ほんとに、会社を騙して、こっそり実験を続けて創ったんですよ。

ビクターの例のように、こっそりとよい実例をひとつでも創りあげれば、
説得力がぐんぐん増し、やがてそれが∞に発展するというわけです。

なお、よい実例が外部にあるときは、積極的にそれを見に行くとよい、
と川瀬先生は述べています。

このあたりは、みなさんも視察と呼んでいまsね。
よく実践されているところだと思います。
百聞は一見にしかず、ということですね。

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