コミュニケーションにおける空想の一致

子供が教育者の親に背く例があります。

どうしてそういうことが起きるかというと、教育者というのは世間でしっかりした人物であるというイメージがある。

そして、子供も、自分の父親(母親)がりっぱな人物だというイメージ(空想)を抱いている。

ところが、うちのなかでは、いつも立派な親でいられるわけがない。そこでイメージにそぐわない行動をとることが起きる。

すると、子供は空想と現実が一致しないために、親に裏切られたと思うわけです。そして、ぐれだす。

これは空想と現実が一致しなかったときの不快感が原因です。

もし、「うちの親はいい加減な親だ」と子供が親をバカにしていれば、子供は親に背かない。

「どうせ、その程度なんでしょ」と思うくらいが関の山です。幸か不幸か違和感がないから。

ですから、暗示という観点から観た場合、空想と現実の不一致というのは、ものすごく心理的な衝撃になりうるわけです。