コミュニケーションは単眼思考ではだめ

コミュニケーションというと、ふつうは1対1を空想しますね。

リーダーが用いようとするコミュニケーション・スキルでも、
「あの部下を何とかしよう」と、こう考えがちです。

しかし、あらゆる物事は他のものに影響されていると考えなければなりません。

これは、私の「伝動戦略」の発想です。

戦略的な考え方ですが、これは日常生活でも応用がききます。

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たとえば、介護老人がいる家庭のことを考えてみましょう。

ここに介護士が入ってきて援助するとします。

一生懸命、介護士はおばあさんのお世話をする。

ところが、いくらやっても効果がはっきり出ない。

そこで、家庭のことを考えてみると、お嫁さんとの関係がどうもしっくりいっていない。

お嫁さんが介護に不熱心というわけではないのです。

ただ、疲れすぎているんです。すると、どうしても介護の集中ができない。

この状態で介護士が考えなければいけないのは、お嫁さんに対するヘルプでしょうね。

このように、人間は一人で存在しているわけではない。必ず他の人から影響を受けます。

会社組織でも同じです。

部下のコミュニケーションを考えるときも、その人だけでなく、
その人に影響を与える人物や物事を考えないといけません。

むしろ、そちらの方から攻めていくというやり方もあるわけです。

これがコミュニケーションの伝動戦略ということです。

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