コミュニケーションスキル:説得とは何か

人間にはいろいろなタイプがあります。たとえば、学者肌の人。体の特徴は背が高くて長細く見える人が多い。そして、首がニョキッとまっすぐに生えた感じ。

これは上下型1種というタイプ。

このタイプは、何か考えるとき、そもそも論から話に入らないと先に進めません。

たとえば、駅から自分の家に行く地図を描かせると、自分の家が紙からはみだしてしまう。

なぜそんなことが起きるのか。

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それは、駅から描きはじめてるからです。あそこを通って、ここを通ってと描いていくうちに、自分の家が紙におさまりきらなくなってしまうんです。

また、消費税の問題を分析しようとすると、上下型1種は昭和30年代の日本経済から説き起こそうとするかもしれません。

彼らは現在の事象がどんな物事から始まったかということに強い関心を抱くのです。

一方、現実的で経営感覚の鋭い経営者は「そんな昔のことより、今何をすべきか、すぐ答えを出せ。結論を言え」と吠えるでしょう。

こういうのはえらの張った5種タイプです。肩で風を切って歩くような体。

経営者タイプの人に、学者肌の人に対するように一から順々に説きだせば、ただイライラするだけでしょう。

結局、説得とは自分とは異なる感受性をもつ相手の感受性を理解し、相手の感受性からしてメリットがあることを説明する作業といえます。

人間関係の対立とか相性の善し悪しというのも、こういう感受性の違いから生じることが多いといえるでしょう。