コミュニケーション力がないと嘆く人

すごく興味のひかれる記事を見つけました。その一部を紹介します。

ある掲示板で「コミュニケーション能力がありません」と嘆いて相談されている方の掲示板です。

要旨を言うと、こんな感じです。

人から「コミュニケーション能力がない」とよく言われます。

単純に、どうすれば人に好かれるかは、ものすごく簡単にわかるのですが、
それをすることに意義を見出せません。

結果「冷血人間」とか「コミュニケーション能力がない」とかいわれます。

相手の望むことをしたほうが後々自分の得になるとわかっていても、どうしてもそれができません。(したいと思いません・したいと思わないことをしたくありません)

「真の気遣いとは、相手に気を遣っていると悟らせないこと」だと思っているので、気を遣うと決めた場面では、ものすごい気を遣うのが我ながら上手いので、はたからコミュニケーション力がないと説教されてもなあ・・・と思ってしまいます。

————————————-

これに対する答えがまたすごい。

「単なる人間嫌いでしょ。そして、他の人を見下しています。だから、相手とコミュニケーションをとりたいと思わないのです。

あなたは自分勝手で、自分だけが偉いと思っている単なる馬鹿者です。

コミュニケーションのモチベーションを持ち続けたかったら、人を好きになりなさい。

好きなった人とだけコミュニケーションをとるのではなく、どんな人でも相手を尊重し好きになろうとすることです」

————————————-

感受性の知識がないと、とんでもないアドバイスをしてしまいかねませんね。

しかも、それを真に受ける人がいたら、二重の悲劇です。

質問者は人間のことがわからないわけではない。

実際、どうすれば相手が喜ぶかよくわかると言っています。

でも、いちいちそんなことをするのは面倒だし、だいいちさりげなく好意を行うことが人間のあるべき姿だと言っています。

この人の感受性は非常に9種的だと思いました。

すごく察しのいい人で、相手の気持ちがわかりすぎる人です。それで、時々人間のいやなところが見えすぎるので、いやになってしまうのでしょう。

こういうのは典型的な9種的感受性です。

拙著「リーダーの人間行動学」では大村益次郎がそれ。

ところが、回答者の方は、そういうことがまったくわからない人物。ステレオタイプの人間観を人に押しつけようとしています。

「あなたは、自分だけがわかっているつもりの馬鹿者です」と言う。

この言葉は、本当はこの回答者の方に返すべきなんですよ。知らぬが仏ということなんでしょうね。

「どんな人でも相手を尊重し好きになろうとすることです」なんて、人間ならあり得ません。

人間には相性があって、どうしてもつきあえない人もいます。

また、一匹狼で独断と偏見の人と見られる9種は、これでいいのです。いざというときに役にたてばいいのです。

回答者の答えに対して、質問者は納得できないようにこう問い返しています。

「自分を含めた人間すべてに、好きになるだけの価値・意義が見出せません。回答者さんは、人間の何がどう好きなのでしょう?また、どうすれば人を好きになれますか?」

別に好きになる必要はないでしょう。

ただ、人間にいろいろなタイプがいることを知れば、相手のことが理解しやすくなります。そうすれば、いやなところが少しは眼に付かなくなります。いいところだけ、見るようにすることもできます。

みなさんも、是非感受性の勉強をしてください。それに沿って適切なつきあいができるようになります。