コミュニケーション能力とは相手の行動基準を察知する

コミュニケーションの基本能力とは、「相手の行動の癖や性格を見抜く」ということです。これを行動基準とか感受性と私は呼んでいます。

、とにかく相手の行動基準がわかると、何かにつけてやりやすいものなのです。

以前も書いたことがありますが、「リーダーの好む計画書のスタイル」というテーマでは、人によってお好みのスタイルが全然違うことを示しました。それはその人の性格を表しますし、もっと極論すればその人の人生観まで垣間見せてしまうものです。

たとえば、「A4一枚の紙に要旨をまとめろ」と言う人がいます。アメリカのビジネススクールでは、こういうことを勧めていますので、アメリカではこういうスタイルを好む人が多いといえるでしょう。

そうかと思えば、根掘り葉掘り知りたがる人もいます。細かいことがとにかく気になるらしいのです。これはドイツ人の知識階層におりました。

私の体験ですから一般化できるかどうかはわかりませんが、なかにはそういう人がいるということです。

こんなことも書きましたね。

イギリス人は歩きながら考える。
フランス人は考えるだけで歩かない。
イタリア人は走ってから考える。
スペイン人は何も考えずに走る。(おお怖い)
日本人は、人が歩きだしたのを見て歩く。

そういう癖がわかったら、それにあわせて物事を進めたり、話しかけたりするほうが早いということです。

これがわかると、随分ビジネスでは相手の行動が読めて楽なんですよ、実際。

たとえば、初対面の人が非常に負けず嫌いな人だなと思ったとします。そうしたら、その人と競争するようなことは避けないといけません。

できるだけおだてて(いや、ほめて)敵対者にならないようにすることです。サポーターになれば相手は心を許してくれるでしょう。もっといいのは子分になることです。そしたら、とても面倒をよく見てくれます。

コミュニケーションとは、結局こういうことだと私は考えています。