チームメンバーに奮闘をうながすコミュニケーションを行うとき

だいたい気が弱っている相手、自信を失っている相手に対して、奮闘を求めるような課題を提示するのはあまりよくないものです。

しかも、こういうとき、そのような課題をしくじると、二度と立ちあがれなくなります。

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では、奮闘をうながすような課題はいつ提示したらよいかというと、だいたいこんな条件でしょう。

1)ある程度の実績がすでにあって、やればなんとかやりようがあるかもしれない、とメンバーが多少なりとも自信をもっているとき

2)あと少しでゴールに達成できるという状態のとき

3)ここで一踏ん張りすれば、大きな成果が期待できる、局面が転換できるというとき

したがって、リーダーはこういう条件、特に1の条件をつくることを先にやっておかなければなりません。

簡単なことから自信をつけさせていくことをしばらく続ける必要があります。

そして、いよいよその条件が整ったとき、奮闘の言葉――といってもただ情熱で訴えかけるだけではなく――

「この山さえ越えれば、明るい未来が待っているぞ」という言い方が大事になります。

明るい未来を暗示するのです。

明るい未来を初期に提示してもあまり信用されません(提示するのは構いませんが)。

やはり、はじめはコツコツ成果をあげていくことに尽きますね。

ビジョンはあまり信用されません。プロセスが示されないと信用されないし、プロセスの課題がフェース毎によく考えられていないと、これまた信用されませんね。