リーダーがほめれば、ほめる文化ができる

リーダーが部下と日ごろからよい人間関係をつくっておくことは大事なことです。これは常識でしょう。

そこで、リーダーのなかには、時々一緒に食事をしたり遊んだりする人がいます。

こういうことも役に立ちますが、よい結果を出したらしっかりほめる、ということの方がもっと大事なような気がします。

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リーダーがまず知っておかなければならないことは、ほとんどの人は自信がない、ということです。

だから、ほめて自信をつけさせないといけないのです。一方、叱るのは、自信のない人を、ますます自信喪失に陥らせますので、悪い結果につながることが多いわけです。

これは私にとっては常識ですが、世間ではなかなかそうなっていないのが実情です。

L研リーダースクールの初等人間行動学科では、主としてほめる訓練だけを行いますが、これがその理由の一つです。

おもしろいのは、リーダーがそういうことを意識して行っていくと、今度はほめられた人が、まわりの人にそういうことをするようになります。

こういうのを感応現象と呼ぶのです。

アクビをすると人にうつるのは生理現象ですが、心理現象にもそういうものがあります。

特に優秀なリーダーには、強い感応現象をもつ人がよくおります。

「勇将の下に弱卒無し」と言うではありませんか。

でも、ふつうのリーダーでも、リーダーには権限がありますから、感応現象は十分働きます。

ほめる実践活動はチーム内に感応現象が起きるまで徹底的にやってください。