リーダーのためのしかる技術の訓練法

前回は、教育ジャーナリストの山口照美氏の文を紹介しながら「リーダーのためのほめる技術の三点セット」を説明しましたが、今日は「リーダーのためのしかる技術をご紹介しましょう。

さて、しかる方はどうするか。山口氏はこう書いています。

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「『しかる』は感情的に行うのではなく洞察力が必要です。テストの『結果をしかる』のは最悪のパターンです。成績に不安を抱いているのは、誰よりも受験生です」

口べたな子には「勉強時間が足りなかったのか、ケアレスミスなのか、理解不足かの3択で尋ねます。その答えから解決策を一緒に考えます」

また、「『怠けている』ことをしかりたい場合も、最初に理由を質問しましょう。体調不良や友人関係のもつれで、勉強に集中できないケースがあります」

「子供が嘘をついても、かまいません。嘘をつきながら親に対し罪悪感を覚えます。その中で、自主的にがんばる気持ちが芽生えてくるのです」

いちいちごもっともなことです。大人でもまったく同じです。

失敗した人はめげていますので、ヘタにしかるのは自信をさらに失わせるだけに終ります。これについては『リーダー感覚』でも触れていますね。

それと、自尊心を傷付けるような言い方はダメ。これも常識。特に相手の能力を否定するようなしかり方は逆効果。相手の性格をバカにするようなこともダメ。

「なんで、こんなことができないんだ」

「どうせお前には無理だな」

「お前のような意気地無しではダメだ」

感情的になると、ついこういう言葉を吐きたくなります。リーダーは人間修養ができていないとダメ。あまりリーダーになるもんじゃない?

好きでリーダーになったわけではない人もいるでしょうから、そういう人はがんばってくださいね。

こういう問題は日頃からトレーニングをして、反射的にそういう行動ができるようにすることでしょう。問題があったら、すぐ原因を質問するような癖をつければいいのです。

それには習慣づけする訓練が必要です。これが「身にしみる」ということにつながります。

つまり、自転車に乗るのでも、最初はぐらぐらして危ないわけですが、慣れてくれば意識することなくすいすい乗れますね。そういったトレーニングをすることが効果的だと私は思っています。

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■コミュニケーションスキルの教科書『リーダー感覚』

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