リーダーのためのほめる技術の三点セット

2010年3月2日の日経新聞広告面に、「新・教育考」という面があって、そのなかで、教育ジャーナリストの山口照美氏が「『ほめの瞬発力、しかりの洞察力』が『ほめる・しかる』の基本」というテーマで寄稿されていました。

これがなかなか参考になる意見なのです。

広告の対象が受験ビジネスですので、山口さんの訴えかける対象は主に受験生だと思うのですが、社会人にもあてまはりそうです。

以下、引用します。

====

「ほめるときは『ここ一番でほめよう』などと考えすぎないことです。成長を発見し、瞬発力を発揮してすぐにほめる」

瞬発力という意味は、要するに、あまりあれこれ考えずに、さっと言葉が出てくること、ということのようです。L研リーダースクールでは、身につくようになることであり、反射神経的に言葉になるようにすることが大事だと、解説しています。

そして、山口氏は「『事実+感情+質問』の『3点セットほめ』はおすすめ」と言っています。たとえば、英語でよい成績だったら、こんな感じでほめるのだそうです。

  1. 「英語の成績が伸びたね!(事実)
  2. がんばっているのを見ていたから、嬉しいよ(感情)
  3. 勉強方法、何か工夫したの?(質問)

私の『リーダー感覚』と共通点が多いことを、この本を読んだことのある方ならお気づきだと思います。

「リーダー感覚」のなかで取り上げた技術分類では、

1は直接法のほめる技術、2は間接法のほめる技術、3は特に目上の人に対して有効な質問を通して間接的にほめる技術、ということになります。

社会人でもまったく同じように活用できますので、ぜひためしてみてください。

 

拙著『リーダー感覚――人を指導する喜び』より引用

リーダー感覚の画解説はこちら