リーダーのコミュニケーション能力とは(3)

リーダーのコミュニケーション能力とは1)聴く力、2)メッセージを伝える力だと、前回申し上げました。

もちろん、リーダーにとって必要な能力というわけですから、一般の聴く力や話す力とは少し違うところがあります。それについては、別のところで、詳しく説明します。

ところで、このコミュニケーション能力を強化するには、1)と2)のスキルを学べばいいというほど単純な話ではないと思います。

といいますのも、これらのスキルを高めるためには、人間の理解力が備わることがどうしても必要だからです。

たとえば、人間行動の理解です。人間がある状況の時にどう動くかを的確に見切る能力とでもいいましょうか。これについては、私は特に感受性の勉強をお薦めしています。

また、人間を分析する際の態度を確率する必要があります。どれだけ客観的になれるかということです。自分の価値観を脇に置いて、人を評価分析できるか、ということです。

さらに、リーダーとしての立場を保てなければ、部下に対するスキルの効果は限定されるでしょう。リーダーの立場を保つとは、たとえば部下を支配する欲求を抑えるとか、部下の成長を喜びとする、といったことです。

要するに、人間全般の理解やリーダーシップが追いついてこないと、スキルの効果が発揮できないということです。

コミュニケーションスキルを高めていく訓練を行うにあたっては、そのあたりも含めてやっていく必要があります。