口先でほめてもダメ:スキルの限界

ほめることをコミュニケーションのテクニックと考えていると、早晩壁にぶちあたります。それは、言葉だけで取り繕おうとしているためです。

本気で「いいな」と思えることだけを言うようにしないと、絶対に相手には響きません。

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お天気キャスターの真壁京子さんがどこかで書いていました。師匠の森田さんにいつも言われていることがあるんだそうです。

「きれいにしゃべろうと思うな。言葉が汚くても、本気で伝えたいと思ったことは伝わる」

共感を得るには、腹から出る言葉というか、気迫というか、そういうものが必要です。

「午後から雨が降るから、洗濯物を干しっぱなしにしないよう注意して」という内容でも、ただ情報を伝達するつもりと、視聴者に「気をつけて!」と注意したいと思いながら言うのとでは、伝わり方が違うはずです。

口先の言葉では共感は得られません。これは肝に銘じておかなければなりません。

みなさんも、自分の言葉を大事にしながら、相手の反応を正しく読めるように、リーダー感覚をしっかり磨いて下さい。

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)はリーダーシップとコミュニケーション能力を実践的につける訓練法を紹介しています。極めて泥臭いが現実的な方法論です。

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科Ⅰのメインテキストです。初等科Ⅰでは、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

解説・立読みはこちらからどうぞ