安易な人間分類はリーダーにとって致命的

ある不動産業の人から聞いた話。職場でいつもやりあっている上司がいるのだそうです。

この人によると、一人は「性善説派」。もう一人は「性悪説派」。

性善説派――契約の相手方や仲介業者は基本的に当社の立場を理解し慮って行動してくれているはずだから、その行動や考えは信用できる、と考える。

性悪説派――契約の相手方や仲介業者は基本的に自社(または自分)の立場しか考えないで行動しているから、その行動や考えは信用できない、と考える。

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性善説派だと相手を信用しすぎて詰めが甘く、うまくいかない契約がここのところ何件かあります。いままでは『そんなことまで疑っていたら先に進まないでしょう』と言ったようなことでも、最近は突き詰めていかないと大きなリスクを追ってしまうことになりかねない例があるそうです。

たしかに、景気が悪い時代ですから、契約するときには以前よりも一層慎重でないといけないのでしょう。ですから、いまの時代は「性悪説派」が勢いがあるのかもしれませんね。

しかし、この話を聞いて、この分類方法は問題があるなと思いました。そもそも、その単語のなかに価値観が含まれてしまっています。この人は「性悪」の人のやり方が嫌いなのでしょう。

この人が、L研リーダースクールの受講生だったら、誤った人間分類を捨て、どんな行動基準の人かを見ないといけません。

性悪の人は、おそらく2種タイプでしょう。きちんと書類が揃っていないとダメなタイプです。性善の人は、ある意味おうような人。3種とか10種タイプなのではないかなと推測します。

もし私が会ってみたら、もっと確実に判断できます。

だいたいよいセールスマンは10種なのです。面倒見がいいというか、なんでも受け入れてくれる。

もしも、この二人のリーダーであれば、二人の特質を見ながら指導していかないといけません。好き嫌いを言っていたら仕方ありません。ですから、自分の価値観を含んだ人間分類法はあまりよくないと私は思っています。基本的な考え方は、こちらにあります。

 

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