相手がどんなタイプかわかるとコミュニケーションの質が変わる

相手の感受性に応じて話かける――これはかなり高度な人間分析力がないとできないことですが、これができると非常にコミュニケーションが楽になります。

相手の行動の癖が読めるともいえます。相手が見えるというのは、こういう状態でしょうね。

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たとえば、壁にスローガンをべたべた貼り付ける人がいます。

「受験 必勝!」とかですね。

いつぞや、あるテレビ番組で、レスリングのメダリスト浜口京子さんの道場を紹介しておりました。もちろん、オヤジさんのアニマル浜口も一緒。

アニマルさんの道場に行くと、「勝つぞ」といった類の張り紙が、壁にあふれんばかり。

もうベタベタと貼ってあるのです。それはすごいものでしたよ。

それを練習前に一つ一つ声を出して読み上げるのだそうです。この過剰さ。

あるタイプの人は、彼のようにスローガンを書いてそれを忠実に実行していこうとします。

スクワット1日1000回、腕立て伏せ1000回とかの目標をどんどん貼るんです。そして、それを絶対日課として実行していく。

こういう人は決めたことは絶対実行します。その忍耐心たるやすごい。とても他のタイプの人にはできませんね。

もし、このタイプが決めたことを実行できなくなると、それだけで半分死んだようになりますね。それぐらい命がけでやっているとも言えます。

こういう人がいたら、だいたいどのように話をもちかければいいかは、わかっています。

ところが、こういうことをする人が大嫌いというタイプもおります。

「ダサイな。もっと要領よくセンス良くやったらいいのに」

こういうことを感じるのも、感受性です。

ですから、こういう人がいたら、どう対応したらいいかもわかります。

みなさんも、研究してみてくださいね。

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■人間分析に関する参考書籍

佐藤直曉著『リーダーの人間行動学』は、人間の行動基準パターンとその理論を簡単に紹介しながら、応用として、歴史上の人物の行動分析を行っています。歴史上の人物には極めて強い個性をもっている人が多く、そのため特徴がはっきりでやすく、人間分析が比較的容易です。したがって、勉強材料としてとてもよいのです。

扱っている人物は、南極探検家スコット、乃木希典、空海と最澄、ショパンとジョルジュサンドです。 いずれも、極めてユニークな個性の持ち主ですので、特徴がわかりやすく、理解しやすくなっています。

各人物には、それぞれ質問を用意してありますので、読者はそれを考えれば、一層人間分析の意味が理解できるでしょう。

リーダーの人間分析講座,コミュニケーション力をつける-リーダーの人間行動学

立読み