聞く耳をもたせるには2

昨日は、聞く耳を持たせるための注意を集める手段にふれましたが、今日は別の手段。ひとつは、相手に断言させる方法。自己暗示に関係するテクニックになります。もうひとつは、連呼。これも暗示学の領域。

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人間は、人の言葉は簡単には潜在意識に入りません。一種の予防的措置なんでしょう。さもないと、危なくてしかたありませんから。

しかし、自分の言葉は、簡単に潜在意識に入る。そのため、否定的な言葉使いはやめよう、などとよく言われます。

わざわざ否定的な観念を自分で注ぐなど、バカみたいですよね。ですから、いつも肯定的な言葉を使いましょう。

それはさておき、自分の言葉は簡単に入るというなら、それを使えばいい。具体的には、スローガンを読ませる。

会社の朝礼で、標語をみなで声をそろえて唱えているところがよくあります。

ダサイやり方に見えますが、これを繰り返していると、結構効果があるのです。

それから、連呼も案外効果がある。いつも同じ事を聞いていると、あほくさくて聞く気がなくなる。ところが、そういうときの方が、言葉が入っている。

それは、警戒心がなくなっているからだと思います。

ですから、コマーシャルでも、いろいろ凝った映像のものより、単純に連呼するものの方が,実は効果があると思います。

代表的な例は、高橋英樹さんがやっている切り餅のコマーシャル。

「正解! えちご製菓」

これの連呼だけなのですが、名前がしっかり脳に染みこんでいく。

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■リーダーの暗示学に関する参考書籍

本稿は佐藤直曉著『リーダーの暗示学――部下の心をリードする』(鳥影社)の一部を抜粋引用しながら、加筆したものです。

本書は、リーダーシップを実践的につける訓練法を紹介しています

解説はこちらからどうぞ