自尊心を満たすコミュニケーション

人間がいちばん大事にするのは自尊心かもしれません。

自尊心とは誇り高いこと。自分を高く見ている、あるいは、高く見られたい、ということ。

多かれ少なかれ、誰にでもあるといえます。

と同時に、ほとんどの人が自分に自信がない。

自尊心と自信のなさを併せ持つのが、大方の人間である、ということです。

その人間を説得するときはどうしたらよいか。あるいは指導するときどうしたらよいか。

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答えは、自尊心を満たすようにしながら、自信をつけさせる、ということです。

指導のときには、どうしても相手の欠点を指摘せざるをえないときがあります。

この場合は、特に相手の自尊心を傷付けるようなことをしたり言ったりしてはいけません。

人格を攻撃する、肉体上の欠陥を言う、才能を否定するなどはその最たるものでしょう。

やさしい看護婦さんなら、人格攻撃をされてもじっと耐えてくれるでしょう。

だから、言う方のリーダーはあまり大ケガはしないですむかもしれませんが、格闘技家に言ったら命さえ危ないですyほ。

中国拳法の師匠が、どうしようもない荒くれ者を破門しようとするとき、どう言うと思いますか?

「お前はどうしようもない奴だから、さっさと出ていけ!」なんて言ったら、待ち伏せして闇討ちされますぜ。あるいは毒を盛られるか。

そういうときの言い方は決まっている。

「君の進歩は素晴らしい。ぼくにはもう教えるものがない。ぼくが君にふさわしい師匠を紹介してあげよう。あるいは、いっそのこと道場をもったらどうか」