自立心を発揮させる

よく知られている笑い話です。

ハンバーガー店に来てお客が注文した。

「ハンバーガー、30コください」

店員はにっこり笑って答えた。

「こちらでお召し上がりになりますか、それともお持ち帰りされますか?」

マニュアル教育を嘲笑するジョークですが、このやり方ですとある一定のレベルまでは技能を引きあげることがわりと容易にできるでしょう。ですから、アルバイトを使って仕事をするようなファースト・フードなどには向いているのかもしれません。

しかし、もっと高度なレベルになったら、間に合わなくなるでしょうね。顧客毎に対応を「カスタマイズ」しないといけませんから。

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マニュアル教育だけやっていると、結局人間はバカになりますね。自分で考えなくなるわけですから。

教育に於いて最も排除すべきは依存心です。人が教えてくれるだろう。誰か答えをもってきてくれるだろう。

しかし、もっと悪いのは、「本を探せば答えがあるだろう」「この手法を使えば問題は解けるだろう」

問題というのは、教科書で定義できないわけです。実際はひとつひとつ違う。また、答えを解く人ももちろん違う。となると、自分で問題を解く能力をつけないと仕方ない。

「教えてくれ」という態度の人は伸びません。レベルの高い人を見て、自分なりに工夫する態度がないと能力は伸びません。

L研リーダースクールの通信講座もこういう方針です。自分で問題を解くことを求めるわけで、しかも自分で問題を見つけてこいと言うのですから、えらい野蛮な教育法です。

私は、いつもどこまで教えたらいいのか悩むんですよ。もっと教えたくてむずむずするんですが、ここで教えない方がいいだろうか、などとね。教える立場を保つというのも結構難しいんですよ。

いずれにしろ、才能があるかないかは、「やる気」とか「仕事への情熱」「思い」があるかないかで決まってしまうわけです。やる気のない人にいくら教えても仕方ないということでしょうか。やる気のある人は、L研リーダースクールで学ぶと伸びる。だから、企業研修のようなお仕着せの研修プログラムとしては向かないかもしれませんね。