L研でコミュニケーションの勉強をすると人間力がつく

コミュニケーションを勉強したって、ふつうは人間力はつかないでしょう。人とスムーズに付き合えるようにはなるでしょうけどね。

L研リーダースクールの研修コンセプトは、まず人間を見る力をつけること。

そのためには、人間の行動基準をきちんと把握しないといけません。

野口晴哉の体癖論では、行動基準は大雑把にいって10種類あるとされています。

これを頭に入れて、しかもある程度的確に当てられるようになると、人間がかなり見えてきます。

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プロとアマの違いはなんだかわかりますか?

それはどれだけ細かい質の違いを見分けられるか、ということ

テレビで囲碁や将棋の番組を見ていると、解説者があれこれ言います。

強い人が解説者になると、「あ、この手はおかしい」とか言って、すぐ「形勢が傾いた」などと言ってくれます

ところが、ふつうに強い棋士が解説すると、「うーん、まだ、わかりません」となる

プロの間でもそうなんですから、いかにトップレベルの人は質の違いを見極める目がすごいか、ということですね。

人間を見る目も同じでしょう

同じように話していても、関知する情報が全然違うはずです

とにかく、体癖論を学ぶと人間の違いがわかり、いろいろな場面で応用がきくようになります。

コミュニケーションのために、これを使うのも有効なことはもちろんです。

相手の志向がわかりますから、それを先回りしてコミュニケーションを構築していけばいいからです。

しかし、これは技術的な側面です。

いろいろな人間がいるのがわかるようになると、比較的腹が立ちにくくなります。

「この男ならこういう行動をとるのが当然だな」と思えるようになるからです。

もちろん、腹が立たないことなどありえませんが、まあいくらかは精神衛生上よくなるでしょう。

いちばんの効果は、人間が一人一人違うのだ、ということがわかること。

多くの間違いは、十把一絡げに人間を扱おうとすることにあります。

医学や保健の世界でもそうなんですから困ったものです。

食事をうんととらないといけない人(消化吸収力の弱い人)と食事が少しですむ人(消化吸収のよい人)がいるわけです。

それを、一律に扱う栄養学は、本当はあまり役に立たないはずなんですよ。でも、実際は一日何カロリーとらないといけないとか言いますね。

これはあくまで一例ですが、教育に於いても、スポーツにおいても、一人ひとり細かい目で見ることができるようになることは、指導者にとってとてもよいことです。