宮城まり子さんからほめる技術を学ぶ

皇后さまは11日午前、肢体の不自由な子の療護施設「ねむの木学園」(静岡県掛川市)の創立45年を記念して、東京都港区の美術館「伊藤忠青山アートスクエア」で開催している「ねむの木のこどもたちとまり子美術展」を鑑賞。園長で女優の宮城まり子さんが入所者が描いた色鮮やかな絵を一枚一枚説明すると、皇后さまは「とてもきれいな絵」「すてきね」と話しながら見入られた。〔共同〕

宮城まり子さんが日経新聞の「私の履歴書」に書いていることを思いだしました。

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森ビル社長の森稔氏との会話です。宮城さんの子供たち(ねむの木学園)の描いた絵を見て、森さんはたいへん感心し、宮城さんにたずねました。

「子供たちにどのように教えているのですか」

宮城さんは、教師は付き添うだけで、環境や雰囲気を整え、本物の絵を見せるようにはしているが、教えるのはよくないように思っていると答えました。

すると、森さんは非常に興味を抱いたようで、さらに聞いたそうです。

「絵を描いてもってくるだろ。そのとき何て言うの。『上手いね』とか『ここがいい』とか言うの」

「言いません。『これうまく描けた』って言ったら、子供はその場所で終わるような気がしますから」

「何て言うの?」

「私は『あーうれしいわ』って言います」

宮城さんによれば、そう言われた子供は、人を喜ばせたことを幸せに思ってくれるそうです。それを聞いた森さんも感心したようです。

ほめるのではなく、自分の感謝とかうれしい気持ちを表現することも、ほめることと同等といえます。

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科Ⅰのメインテキストです。初等科Ⅰでは、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

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