相手によってコミュニケーション方針・指導方針を変える

リーダー教育においては、初任リーダーと中堅リーダーでは、指導する側の教える態度も変わってきます。

アメリカプロ野球の教育方針はたいへん参考になります。

まず、初心者。

アメリカではルーキーを絶対叱らない。いいところを伸ばそうとする。

元横浜ベイスターズの監督・権藤博さんが、フロリダの教育リーグに参加した経験を、朝日新聞(2001年2月10日の夕刊)に書いております。

「外野手がフライを捕ろうと構えても、打球は十メートル後ろにポトリ、そんなレベルでした。『彼はステューピッド(愚か)か』と聞いた私に、コーチは、『ルーキーなのだから』と平然と言った。日本なら怒鳴りつけられているでしょう。(アメリカ人のコーチは)運動能力のある選手を、忍耐強く、じっくり育てる」

一方、メジャー・クラスになると、自分から言ってこない限り、まず教えません。自発性の発揮を求めているわけです。

このあたりのメリハリが、はっきりついています。

以下は、infoseek「井口資仁 独占インタビュー」の一部です。

「違うといえば選手とコーチの関係ですかね。メジャーではコーチは選手のアドバイザーっていう形ですから、あまりコーチから言ってくることはないですよね。選手が聞かない限りはコーチもこれやれあれやれって言わないですし」

「環境的にもキャンプも含めて、自分の練習はいつでもできるような状態にあるんですよね。まあ日本みたいにやらされてる練習はないって言う。とにかく選手はのびのびしてますよね。ロッカールームは日本の球場と比べると広いですし。そしてびっくりしたのが、アルコールが置いてあるんですよ。球場にサーバーもありますし、みんなユニフォーム姿で飲んでいるのは日本ではなかったことですね」

聞きにいけばちゃんと話してくれる。日本みたいに押し付けようとしないようです。

「データーとかもね、聞けば聞くほどどんどん出てくるし。聞かなければ1個も出てこないですから。それと練習でも、自分がキャンプのときにね、足りないからやらせてくれって言うと、朝早く行けば、できますもんね」