ほめるのは目的ではない、手段にすぎない

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ほめる文化を会社に根付かせようといった話をときどき聞いたり目にしたりします。

もちろん、叱ってばかりいる職場というのは現代社会の風土には合いませんから、それはそれで構いません。

しかし、ほめることが目的になっているのでは、何をやっているのかわからなくなります。

私の立場としては、ほめるのは、あくまでリーダーシップを発揮するための手段です。

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部下に生き生き、はつらつと働いてもらい、自発性に基づいた創意工夫を発揮してもらうためです。

職場の雰囲気作りでほめることを使うのはいいですが、はじめは効果があっても、いつまで続くものでしょうか。

会議で、やたらとほめる上司がいるらしい。

部下が意見を言うと「いいねえ」「すごい」。

でも、こればっかりじゃ、いずれ部下に見透かされてバカにされるのがおちですよ。

ほめるにしたって、ピンポイントで的確にほめないといけないし、そもそも何のための会議だっていうことです。

L研リーダースクールの中等科では、ほめる技術を組み込んだ、「人を動かす」訓練を行っていただきます。

この場合、ほめることは、あくまで相手とのラポールをよくする前段というか準備作業です。

そして、中心は説得だとか教育指導ということになります。すなわちリーダーシップの発揮ですね。

そのために、コミュニケーション能力だけでなく、問題の発見能力や解決案をつくるセンスが必要です。

そういったものを併せて鍛えようというのが中等科の狙いです。

中等科は、この四月からの新設コースで、従来の初等科2と組織行動学科を組みあわせ、さらに個人コンサルを組みこんだコースになっています。

新任リーダーシップ研修の盲点

多くの方がリーダーシップや関連するコミュニケーションスキルを独習や職場研修で学ばれていると思います。

ところが、それらの理論をいざ実践しようとすると、なかなか理論どおりにできないことが少なくありません。どうして、こういう問題が生じるのでしょうか?

1)実践のための方法論を身に付けていないから

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研修などではリーダーシップ理論と簡単なケースは教わると思いますが、実践ではそれだけでは到底不十分です。

リーダーシップが身につくためには、現場での具体的行動方法(ほめること、叱ることなどの具体的コミュニケーション技術)を学び、そのあと相当長い時間実際に訓練しないといけません。そのためには勉強意欲を維持させるフォローアップが必要となります。

2)リーダーシップは個人だけでは存在しえず、組織全体の影響を受ける
リーダーシップを発揮しようと思っても、たとえば上司の理解が不足していたり、組織としてリーダーシップを発揮しにくい環境だったりすると、やりにくいものです。

このような組織的な障壁があると、なかなか研修で学んだようにはリーダーシップを発揮することができません。

これらの問題への対策としては、個人としてリーダーシップを発揮できる行動訓練、コミュニケーションスキル訓練をとりあえず先行して行うことがよいと考えます。

つまり、組織や上司に関心をもってもらわなくても、個人でできるリーダーシップ訓練を行うことが現実的だと思うわけです。それには、ほめる訓練が最適だと私は考えています。

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍 

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科Ⅰのメインテキストです。初等科Ⅰでは、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

立読みはこちらからどうぞ

 

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コミュニケーションスキルのなかで、最もベーシックで、応用範囲が広いスキルが、ほめる技術です。

ほめる技術を徹底的に行っていくのが、初等科Ⅰの講座です。L研リーダースクール初等科1

リーダー研修を選ぶにあたっての注意点

あなたの問題を解決してくれる講座ですか?

研修に出たあと、理屈はわかるがどう実践したらいいのかわからないと思ったことはありませんか?

たとえば、モチベーションアップのためにコミュニケーションが大事だと教わり理解できたとして、では実際にどのような声かけがいいかわからない、といったことがありませんか。

具体的な行動のとり方を思いつかないアドバイスでは困ったものです。

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L研リーダースクールの講習は、実践的な講義方法で具体的行動のヒントを与えます。

L研リーダースクールでは、人間の心を動かす実戦訓練が中心になっています。リーダーシップをつけるには、この感覚がないと進歩しません。そこを重点的に扱います。

それには、ほめる訓練を徹底して行っていただきます。

人をほめるのです。これを繰り返すと、だんだんリーダーシップとは何かが理解できてきます。

研修後のフォローをしてくれますか?

リーダーシップは、お話を聞けばすぐできるというわけにはいきません。実際に試して、失敗し、そのなかから覚えるというプロセスを通らないといけません。

なぜ、知識がうまくいかないのか。

将棋や囲碁で定石を習ってそれを実践したところ、かえって弱くなることがあります。相手が定石通りの手を打たないために、お手上げになってしまうからです。

定石の運用能力がまだ弱いためにそういうことがおきるわけですが、リーダーシップの講習も似たようなところがあります。

本やお話のとおりにはなかなかいかないものです。それは相手も違うし、職場環境も本とは異なるから。

そこで、リーダー研修で大事なのは、むしろ学んだ後の実践をフォローすることです。

そういうところをL研リーダースクールのリーダー研修ではしっかりやっていきます。

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍 

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科Ⅰのメインテキストです。初等科Ⅰでは、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

立読みはこちらからどうぞ

 

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コミュニケーションスキルのなかで、最もベーシックで、応用範囲が広いスキルが、ほめる技術です。

ほめる技術を徹底的に行っていくのが、初等科Ⅰの講座です。L研リーダースクール初等科1

 

部下と向き合うとき考える5つのスタンス

ドラッカーはリーダーとして要求される要因について、次のように語っています。

「知識労働者は、全体としてみたとき、支配する者である。したがって彼らはリーダーとならなければならない。ということは、知性と価値観と道徳観が要求されるということである(19)」

 価値観について本書では、感受性と言う項目で簡単に扱っております。

 次に道徳観についてですが、これは難しい問題です。私自身、それほど道徳的な人間とも思えませんので、正直何を言えばよいのかよくわかりません。また、道徳教育は思考や言論を抑圧するために乱用されてきたため、世間一般であまり人気がありません。

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「道徳教育自体が、これまで、あまりにしばしば非道徳的だった」とドラッカーは言っておりますが、まったくそのとおりだと思います。それで、道徳について語るのは、どうしても腰が引けてしまうわけです。

 そこで、道徳の定義から少し離れるかもしれませんが、リーダー感覚を養うにふさわしい「リーダーとして部下に向き合うスタンス」について、私なりの考えを示したいと思います。言い換えれば、これは「リーダーとしての立場を保つ態度」ということになります。

 私が考える「リーダーとしての立場を保つ」条件を列挙してみましょう。

 第一は、支配を求めないことです。
 第二は、常に部下に自発性を促すことです。
 第三は、部下と競争しないことです。
 第四は、部下の成長を願えることです。
 第五は、人の心がわかることです。

佐藤直曉著「リーダー感覚より」

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍 

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科Ⅰのメインテキストです。初等科Ⅰでは、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

立読みはこちらからどうぞ

 

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コミュニケーションスキルのなかで、最もベーシックで、応用範囲が広いスキルが、ほめる技術です。

ほめる技術を徹底的に行っていくのが、初等科Ⅰの講座です。L研リーダースクール初等科1

 

実践訓練主体のリーダーシップ開発講座

L研リーダースクールのリーダー研修講座初等科1では、ほめる訓練を職場で実践していただく方式をとっています。ほめる訓練は、人の心を動かす感覚を学べるため、リーダーシップ開発のはじめに行うべき訓練だと私は思っています。

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講座では、テキストとして、私が書いた『リーダー感覚』があります。これで全般的な理解をお願いしています。

そして、毎週1回、20分ほどの動画をお送りしています。あまり長いと仕事に差し障りがあるので、その週に行っていただきたいことの説明と実例をコンパクトに示します。

そして、それをもとに職場で実践していただきます。たとえば「直接的にほめてみよう」といったことです。

3週目には、実践したことについて、レポートをまとめていただきます。これも紙1枚程度の短さでまとめていただきます。要は職場での実践が主眼なので、長いものは必要ないというのが私の考えです。

ただ、やりっ放しでは身につかないので、背景分析、会話の分析などいくつかの項目について備忘録的にまとめていただくようにしています。

これを3クール繰り返します。各クールには、それぞれ別の実践課題を提示します。全部で9週間です。

最後の週に、レポートを提出していただき、私がコメントをお返しするようにしています。

わずか9週間程度ですが、受講生の方は、ほめる訓練をするために、ほめることに対する感覚が非常に高まります。9週間の間ずっとほめることをみつけようとする意識が維持されます。

これで、ほめる感覚ができますので、あとは独りでにその感覚が成長していくと思います。

受講生の方の感想の一端です。私の意図を非常にご理解していただいていると思いました。

今回研修を受講させて頂いて、実践する事で、褒める事の大切さと難しさを、より実感出来ました。視覚的に訴える動画に実践と著書とを平行した研修は今までに無く斬新で、とても勉強になりました。動画は何より端的にまとまっている事が、業務の合間での負担を軽くし、良かったと思います。研修を通じて、特に重要なのは、相手に興味を持ち、日々の観察を怠らない事だと強く思いました。

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科1のメインテキストです。初等科1では、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

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リーダーのためのよい人間関係づくり

チームリーダーのためのよい人間関係づくりにはいろいろなアプローチがあります。

ひとつは短所を改善する方法。もうひとつは長所を使って短所を薄めていく方法です。L研リーダースクールのスタイルは後者です。

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その前に、短所を改善する方法を簡単に説明しましょう。

有名なところでは、自分のコミュニケーションスタイルを気づかせ、問題点を改善するような行動習慣をつけていく方法です。コーチングと言われる技術を売り物にする人たちの一部がやっている方法です。

この場合、自分のスタイルを気づかせるための方法は、それぞれの機関で独自に開発しています。

あるところでは、リーダーの周辺の人(部下、同僚、上司など)から取材し、リーダーのスタイルを探り、問題点を探ります。

また、あるところでは、会議の様子をビデオで撮って、リーダーがどのような発言スタイルをとっているか(会議を独り占めするとか、部下の発言に一言付け加える癖があるとか)を調べます。

要するに、これらの方法は、自分が変わることで相手との“関係”を変え、よりよい人間関係を形成しようとします。

ただ、このリーダースタイルはそう簡単には変えられないでしょう。時間がかかると思います。

L研リーダースクールでは、自分の短所を発見し、それを改善する方法はとりません。

L研リーダースクールでは、積極的に人をほめること、認めることを実際に行っていく訓練をリーダーに課します。

有能なリーダーの欠点でよくみられる、負けず嫌いから生じる問題行動(他人を認めない、何かひとこと言いたがる、自分がいかに賢いか言いたがる)を取る人に、あえて、人をほめさせます。たぶん、それまで自分ではやっていないことでしょう。

そのとき、相手の反応がどうか、また自分がどう感じたか。おそらく、いままでと違った気づきが得られるでしょう。それによって、自分の問題行動にも自然にブレーキがかかってくると考えます。

L研リーダースクールのリーダーシップ開発講座では、人をほめ、認める訓練を通じて、相手とのよりよい人間関係が得られることを悟り、同時に自身のコミュニケーションスタイルの問題にも気づくことができるため、効果的なコミュニケーションがとれるようになります。

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科Ⅰのメインテキストです。初等科Ⅰでは、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

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リーダーの20の悪癖

以下は、リーダーとしてやってはいけない「20の悪い癖」です。まあ、言われてみれば当たり前のことなのですが、いかにもやりそうなことでしょう。

1.極度の負けず嫌い
2.何かひとこと価値をつけ加えようとする。 ====
3.善し悪しの判断をくだす。
4.人を傷つける破壊的なコメントをする。
5.「いや」「しかし」「でも」で文章をはじめる。
6.自分がいかに賢いかを話す。
7.腹を立てているときに話す。
8.否定、もしくは「うまくいくわけないよ。その理由はね」と言う。
9.情報を教えない。
10.きちんと他人を認めない。

11.他人の手柄を横取りする。
12.言い訳をする。
13.過去にしがみつく。
14.えこひいきする。
15.すまなかったという気持ちを表さない。
16.人の話を聞かない。
17.感謝の気持ちを表さない。
18.八つ当たりをする。
19.責任回避する。
20.「私はこうなんだ」と言いすぎる。

出所:マーシャル・ゴールドスミス著『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』(日本経済の法則)

さて、これがわかったとして、どうしたら改善できるか。やらないように気をつけるというのもひとつの方法でしょう。

しかし、積極的に自分からやるようにしないといけない項目もあります。

たとえば、

10.きちんと他人を認めない
15.すまなかったという気持ちを表さない。
17.感謝の気持ちを表さない。

他の項目は気をつけていれば防げるかも知れませんが、この3つの項目は気をつけていればできるというものではありません。

より積極的に、自らそれを行うようにしないと絶対できるようにはならないと思います。

ということで、そのような訓練を含んだ実践コースをL研リーダースクールでは初等科で行っています。

その根本が「相手をほめる実践」です。相手をほめるためには、自分が「1.極度の負けず嫌い」ではできません。「10.相手を認める」態度が必要になります。

こういうのは、ある程度習慣づけることで、何の苦もなくできるようになります。

L研リーダースクールの初等科では、ほめる訓練をまず十分行い、それができるようになったら、さらに「相手を認める」「相手を説得する」「相手の欠点を指摘する」訓練を行うようにしています。

このコースをマスターし、さらに人間の行動基準を人間分析科で学ぶと、自然と上の20の悪癖は減っていることに気づくでしょう。

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科Ⅰのメインテキストです。初等科Ⅰでは、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

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