commu_120602

デールカーネギーの『人を動かす』に欠けているもの

あらためて、デールカーネギーの『人を動かす』の目次を見てみました。

名著であることは間違いないでしょう。ただ、足りないところもあります。

====


特に人を説得する12原則を見直してみました。

人を説得する十二原則

  • 議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
  • 相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
  • 自分の誤りをただちにこころよく認める。
  • おだやかに話す。
  • 相手が即座に’イエス’と答える問題を選ぶ。
  • 相手にしゃべらせる。
  • 相手に思いつかせる。
  • 人の身になる。
  • 相手の考えや希望に対して同情を持つ。
  • 人の美しい心情に呼びかける。
  • 演出を考える。
  • 対抗意識を刺激する。

人を変える九原則

  • まずほめる。
  • 遠まわしに注意を与える。
  • まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与える。
  • 命令をせず、意見を求める。
  • 顔を立てる。
  • わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。
  • 期待をかける。
  • 激励して、能力に自信を持たせる。
  • 喜んで協力させる。

上で共通しているのは、相手の自尊心を満たすことをまず考えるということでしょうね。

でも、私に言わせると、徹底的に不足していることがあります。

たとえば、説得の場合には、相手にわかる言葉で話すということがあります。

私は人を動かすとはこういうことだと考えています。

Commu

 

 

 

 

 

 

カーネギーの言っていることは、基本的には波長あわせの部分です。

相手の道理に基づく提言を行うためには、「相手の言葉」で語りかけることが必要です。

その意味は、「相手の行動基準に沿って話しかける」ことです。

相手がロジカルな人ならロジカルに説明し、相手が名誉を重んじる人ならそれを手に入れられるように提案することです。

■参考書籍『リーダーの人間行動学』 

部下の力を発揮させられない、人付き合いが難しい。その根本原因は相手の行動基準を知らないからです。人間をどう見るのか、人をどのようにリードすればよいかを示す教科書としてお読みください。