ほめる訓練はコミュニケーション能力向上に最も大事

私は人をほめるように心掛けることが、初心のリーダーにとって特に大事だと思っていて、コミュニケーション能力向上のためのリーダー研修でもそこを強調しています。

ほめることをまったくしてこなかった人は結構おります。

そんな人にやらせてみると、その効果に驚くのです。

社会人教育の大学でeラーニングのお手伝いをしたことがありますが、私の授業を支援してくださった先生自身が奥さまにほめることを実践したそうです。

奥さんのことをほめたんですね。ふだん、そんなことはほとんどなさったことがなかったとか。

そしたら、奥さんの態度が全然違うんですって。すごく喜んでいたのが印象に残ったとおっしゃっていました。この方は、授業の度に生徒さんにそう宣伝してくださいました。

初心のリーダーには、私は実際に誰かをほめることを課題として与えています。

細かいテクニックはありますが、あまりそういうことは考えずに、とにかく実践経験を積むことを主眼にしています。

自分自身が、その効果を知れば、あとは勝手にやってくれます。

上級者は、ほめえる訓練に相手の個性をくみ入れることを考えるべきです。

それには感受性分析を学ぶことがとても効果があります。

人間にはいろいろなタイプがあって、どんなことでもほめられると木まで登るかと思うほど大喜びする人もいれば、かえって苦虫をかみつぶしたような顔をする人もいます。

いくつかのパターンを知っておくと、ほめる効果がさらに倍増します。そして、リーダーシップがついてきます。

参考図書として拙著『リーダー感覚』をご紹介します。ここには、ほめる訓練の大事さや、さらに上級のテクニックまで触れております。