コミュニケーションスキル:暗示技術

人間の行動は意志よりも自分の空想に影響されます。ふと思い描いたことで行動が決まってしまう。その力は意志でこうしようと思うよりはるかに強い。

 たとえば、私のような食いしん坊は、いくら意志で減量しようと思っていても、街を歩いていてスーッと流れてくるウナギの蒲焼の匂いに負けてしまう。どんぶりが目に浮んだらもう負け。

 みなさんは私のように単純ではないでしょう。しかし、なにかの技術を学ぼうとするとき、「これならやれそうだ」という気がしたときは、割とスムーズに勉強が進みますが、「難しそうだな」というイメージが浮かんだら、相当難儀するでしょう。

 だから孫子だって言うわけです。「勝ってから戦え」と。

 はじめから勝てると思えない戦争は勝てないということですね。

 行動は言葉よりも、空想のほうが大きく影響するのです。ですから、説得も言葉で諭すより、空想を誘うほうが、効果は増します。どういう状態がやってくるか、絵に描いたように話せば、イメージがわき、行動につながるわけです。

コミュニケーションスキルとしての暗示技術では、この空想を用いて相手の否定的な空想を変化させます。そうなると行動も変化してきます。(拙著『リーダーの暗示学』に詳しい解説があります)

以下は、L研リーダースクールのリーダー研修で用いている暗示技術の教材(動画)の一部です。

暗示技術の解説