コミュニケーション・スキルで部下のやる気を引き出す

リーダーシップといっても、内容にはいろいろな側面があります。

実力のある人は、業務に対する知識が十分あれば、下の人間はついてくると思うかもしれません。しかし、かりにそのような能力が十分あっても、それだけで部下がやる気になるわけではありません。部下をやる気にさせるのは、また別の要素があるのです。

では、どうすれば部下のやる気を引きだすことができるでしょうか。

リーダーになったばかりの人によく見かけるのは、一方的に指示や自分の意見を伝えることです。こういうタイプは、部下の話を聴こうとしません。これでは、部下が何か言おうとする気持ちを失わせてしまいます。

こういう状態が続きますと、部下はやる気がでてきません。部下がやる気がでるのは、「自主性を重んじられ、自分の創意工夫ができるとき」だけです。

また、リーダーとの信頼関係がよく築かれていて、お互いが率直に話し合える雰囲気がなければなりません。

初心のリーダーはこのようなリーダーにとっての常識を学ばなければなりません。

ただし、リーダーシップというのは、知識を頭に詰め込んだだけでは得られないものです。リーダーシップはあくまで身につけるものであり、知識を頭に入れることではありません。「頭でわかる」ことと、「実践できる」ことはまったく別物です。

自然に上で言ったことができる必要があります。それには、繰り返し繰り返し実践的な訓練をすること。野球の素振りのような訓練です。

また、訓練内容は当然ながら幅広いものになります。

人間の感受性の理解、コミュニケーション・スキルの向上、さらにはチーム運営のためのスキルなどを学ぶ必要があります。