人をほめるのはすばらしいコミュニケーション・ツール

L研リーダースクールでは、コミュニケーション・スキルのなかで、ほめることを重要なスキルとして考えています。

そこで、ほめる訓練を研修課題にとりあげています。

いろいろな人をほめてもらうのです。職場でもいいし、家庭でもいい。

ほめる人がいなくて、犬をほめた人がいましたが、それだけはやめてくれと生徒さんに申しました。できたら、人間相手にお願いします。

で、何をほめるかですが、一般論でいうと、相手の持ち物は避けた方がいいでしょう。

「すばらしい家ですねえ」

「すばらしい洋服ですねえ」

こういうのは、やめた方が無難です。家は親譲りかもしれません。洋服はアドバイザーに着せられているだけかもしれません。

それよりは、相手のすぐれた能力、才能、性格――判断力がよい、忍耐心がすばらしい、センスがよい、謙譲の美徳がある、決断力がある、などといったことをほめた方がよいでしょう。

犬を相手にほめる訓練した人に、私はこう言いました。

「たいしたものです。苦しい状況の中で、手段をみつけるあなたの独創性はすばらしい」

そのあとに付け加えました。

「このつぎは、その独創性を人間にも適用してみてね」