コミュニケーションスキル:ほめると認めるの違い

L研リーダースクールでは、初等科では主としてほめる技術を学んでいただきます。

そして、中等科では認める技術を学んでいただきます。

両者の間で何が違うのか。

実際に相手に投げかける言葉は、ほめる言葉が中心になるわけです。ですから、ほめることと認めることは、見かけは似ています。

両者の基本的な違いは何かというと、認める技術は相手がまだ気がついていない長所や能力を引き出すことが目的です。そこに焦点を当ててほめます。

ですから、認める技術はリーダーのための技術です。

ただし、この場合のリーダーとは、ふつうで言うリーダーのことではありません。

教師が生徒を認めることはとてもありますが、とても重要なことです。

営業マンが顧客を認めることもあります。それは営業現場ではとても役立ちます。

その認めたところに、自分の商品やサービスを販売することは、新しいニーズを生むことになり、営業分野を切り開くことができるでしょう。

もちろん、上司が部下の長所を認めて、新しい仕事を任すことは当然ですね。

繰り返しになりますが、ほめる技術は相手が見えている部分をほめることです。

お客さんによいサービスをしたら「よかったね」とほめればいい。

しかし、認める場合には、相手の気がついていないよいところを指摘する場合が多くなります。これは相手の潜在能力を引き出すことを目的にしているためです。

大げさに言えば、認める技術とは人間に変革をもたらすための技術ではないかと思います。

佐藤直曉著『リーダー感覚』などをもとに加筆作成