リーダーはなぜコミュニケーションするのか

そもそも、なんのためにコミュニケーションをするのでしょうか?

その成果はどうやって認識されるのでしょうか?

それにはコミュニケーションとは何ぞやという問いに答えないといけないでしょう。

しかし、この質問に対して、答えは無数にあると思います。

それは、リーダーとは何ぞや、とたずねたときの質問とほとんど同じでしょう。

コミュニケーションとは何かについての答えが無数にあるのは、人がみな異なる立場にあって、異なる関心をもっているせいです。

そもそもコミュニケーションといっても、いまゆる情報伝達といった経営管理、業務連絡的なレベルから、動機付けというような人間関係的な面まで含まれると思います。

ですから、ある人は、情報の周知徹底をはかることがコミュニケーションだと考えている。

また、ある人は、情報を頻繁に交わしあうことがコミュニケーションだと考える。

別の人は、コミュニケーションとは、人間関係的なものだと考える。

このように答えが広い範囲にまたがるのは、それぞれが抱く仕事上のニーズや関心事のためです。

そこで、私がコミュニケーションと言う場合には、リーダーにとってのコミュニケーションに限定して考えています。

指導をする局面というのが、私のあらゆる発想の前提です。

ですから、暗示といえばふつうは自己暗示を思い浮かべる人が多いのに対し、私の場合は、人にかける暗示、指導の一環ということになります。

私の場合、コミュニケーションとは、部下のやる気を引き出すためのものと定義しています。

ですから、コミュニケーションが成功したかどうかは、部下が元気になったかどうかで決まると考えています。

少し変わった見方かも知れません。でも、それは私のリーダーの目的見方からして必然の答えなのです。