コミュニケーションとは相手の行動パターンを知ること(2)

■上下型2種――千慮千惑の心配屋さん

2種も頭脳優位の上下型です。ただし、1種は自分で積極的に頭を使いますが、2種は頭を使わされるタイプです。どういうことかというと、何か問題が与えられて、それを解くのが得意なのです。日本人には、このタイプが非常に多いといわれます。

製品開発でいえば、1種は独創が得意です。これに対して、2種は、ある理論や既存のものをベースに、応用したり改良したりするのが得意です。こういえば、日本企業の特性と合致していることがおわかでしょう。

1種と違って、2種は首が細い。鶴のような首、という感じでしょうか。2種は頭脳派ですが、頭の疲労感がわからない。1種だと頭が疲れれば眠くなるのですが、2種は胃がおかしくなる。だから、胃弱や胃潰瘍が非常に多い。非常に神経過敏で、神経が疲れるタイプです。夏目漱石は、この典型タイプです。

2種の顔は逆三角形です。ムンクの『叫び』という絵がありますが、あの顔こそ2種ですね。神経過敏から生じる、絶え間のない不安です。あらゆることに不安になるタイプ、つまり千慮千惑ですね。なにかにつけて、思い悩みます。

2種は自分の言ったことを信じられない。人に言われたことを信じやすい。噂を信じやすい。書かれたものを信じやすい。自分で意思決定をするのは苦手です。非常に頭がよくて分析力がありますから、代替案を提示するのは得意ですが、決定はしたくない。要するに、スタッフ向きなのでしょう。ですから、役人に非常に多いタイプです。企業の企画管理部門にも多いでしょう。

また、わりと、八方美人的なところがあります。圧力には意外と弱い。命令には非常に忠実に従います。官僚にはぴったりの性格です。