コミュニケーションとは相手の行動パターンを知ること(4)

左右型4種――内に感情のこもる好き嫌いの感情タイプ

4種は、前回の左右型3種同様、好き嫌いの感情で行動するタイプです。ただし、3種と違って、感情が表に出ない。というよりも表に出せないのです。怒ると、プッと膨れて何も言わない。いや、言えないのです。いつまでも内にこもってしまう。

このタイプはとにかく愚痴っぽい。そして、内にこもってしまった感情がいつも消化器の異常となって現れます。

疲れても、風邪を引いても、あるいは、嫌なことに出会っても、食欲がなくなる。 また、心配事があると便秘し、試験前に胃腸をこわし、不安で下痢をする。

これに比べて3種は、嫌なことがあるとガンガン食べてストレスを解消しますから、4種とはまったく正反対なのです。

このタイプは丸いけれども細い(中には、全然丸い感じがしない人すらいる)。3種が向日葵なら、こちらは日陰の花です。いかにも楚々とした和服の似合う日本的美人が多く、日本の男には圧倒的に人気があります。

洋服の趣味は、モノトーンを選ぶ傾向が強い。書道がうまい人が多いのは、それと関係するのでしょうか。詩や短歌を詠むのもうまい。

普段言いたいことを言えないだけに、それを歌にするのがうまいのでしょう。料理をするのは嫌いだが、味にうるさいから料理はうまいとされます。

テレビでしか見たことがないので、百パーセントの自信で断言はできませんが、歌手の石川さゆりさんは、このタイプではないでしょうか。4種はおしとやかな感じがします。山口百恵さんも、どちらかといえば4種ではないでしょうか。

それに比べ、同じ左右型でも、3種はもっと明るくて、にぎやかな感じがします。西村知美さんなんかは、3種っぽく見えますが、どうでしょうか。3種のお母さんはやたら元気で、子供がよく「うちのお母さんは元気すぎる」と言います。

4種はわりと、人の気持ちがよくわかるようです。心くばりがよくできるので、秘書にしたら経営者は助かるでしょう。

このタイプは潔癖症だから、「あの人、不潔ね」というような言葉をよく吐く。そこで、暗示を用いる場合、そういう感情が起きないように配慮しなければなりません。

また、感情が表に出ないので、感情的になっていないのかと思うと、さにあらず、ずっと心の中で思っていて、思い出したように突然出てくる。それで、びっくりさせられるときがあります。ですから、リーダーが、そういうものをうまく暗示で引っ張り出せば、健康になれます。

女性の多い職場では、3種とか4種のことをよくわかっていないと、男性はたいへんでしょうね。もっとも、最近は次回述べる予定の5種的な人も多くなりました。仕事では、5種の方がやりやすいといえば、やりやすい。これは慣れの問題かも知れませんが。