ITエンジニアが求めるヒューマンスキルをつけるL研リーダー講座

ITエンジニアが求めているビジネス能力とはどのようなものでしょうか。

やや古い調査データですが、@IT自分戦略研究所とJOB@ITが実施した読者調査(調査期間2009年11月5日~11月16日、集計サンプル数764件)をご紹介しましょう。

引用:読者調査結果:IT技術者の2人に1人が欲しがる「リーダーシップ」 (1/2) – ITmedia キャリア

「ビジネス・ヒューマンスキル」カテゴリにおいて、身に付けたいスキル1位は「リーダーシップ・コーチング」スキル(51.6%)。

僅差で「プロジェクトマネジメント」(50.3%)が続き、去年1位だった「英語」は3位だった。

2人に1人が「リーダーシップ・コーチング」「プロジェクトマネジメント」スキルを獲得したいと考えている一方で、「現在身に付けている」と回答した人は、20%台にとどまっている (図2:「ビジネス・ヒューマンスキル」保有状況)。

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リーダーシップとかコーチングが上位に来るということは、ITエンジニアとして成長していく過程で、チームリーダーとしての仕事が重要になるということを多くの人が感じているということでしょう。

現在L研リーダースクールでは、コミュニケーションスキルと戦略思考の基礎能力をつけるための「技術リーダーのためのヒューマンスキル講座」がございます。

L研リーダースクールでは、リーダーシップやコミュニケーション・スキルについて、難しい理論を説明するつもりはまったくありません。

リーダーシップを身につけるのに、なにかすごいことをしなければいけないことはありません。やさしいことを淡々と積みかさねていけばよいのです。

ただ、合理的なメソッドを辛抱強く(といってもたかだか最短で9週間、長期間講座でも6ヶ月程度のこと)を行うことで、コミュニケーションスキルの核をつくることができます。

核さえ作れば、あとは雪だるまがだんだん成長するように、リーダーの感覚は成長していきます。

最初の核作りが少々たいへんなのです。そこをカウンセリングを含めて、サポートしていくのがL研リーダースクール方式です。

戦略思考については、戦略手法をお教えすることはいたしません。手法をいくら勉強しても問題を解く能力はつきません。

これには7時間あればよいのです。組織を扱う上での基本的な知識と感覚をまずつくるーーこれがL研リーダースクール方式です。ただし、それが身につくためには、実戦訓練が必要です。こちらはご自分で何年も辛抱強く行う必要があります。

この自己研鑽プロセスが勉強では一番大事なのは言うまでもありません。間違った方向に行かないように、L研リーダースクールではコンサルティングを行いがながら、受講生の進歩をサポートします。

 

詳細はエンジニアのためのヒューマンスキル講座

 

コミュニケーションとは似て非なる問題2

先日も同じ題で投稿しましたが、コミュニケーションの問題と組織上の問題とはごっちゃになりやすいので、よく考える必用があると思います。以下は、あるIT企業での事例ですが、問題をコミュニケーションであると決めつけて考察しています。でも、少し違うのではないかと思うのです。

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内容は、「エグゼクティブのための人財育成塾:SEのコミュニケーション能力向上がITを「武器」に変える~その3 (2/3) – ITmedia エグゼクティブ」より引用しました。

「A君は、入社3年目のプログラマーである。情報工学を大学で専攻していた事もあり、プログラミングには大変自信を持っている。ITに関する知識は、社内の同期の間でも定評がある。そのため、少々難しいプログラムでも短時間でコーディングできるのだが、ケアレスミスが多いのが欠点である。現在従事しているプロジェクトでも、上司であるSEのBさんから注意するように時折指導を受けている。

要件定義フェーズの終盤で、ユーザーからある機能のプロトタイプを見せて欲しいとの要望が出た。Bさんは、A君に依頼しプロトタイプを作成してユーザーに見せたところ、重要な部分ではなかったが細かな部分で要件定義の内容と違っていると数多くの指摘を受けた。その結果を受け、BさんとA 君はPMである課長からユーザーの信頼を失うと指摘され、特にA君のケアレスミスに関しては仕事の基本ができていないと厳しく叱責された。そこで、BさんはA君にフォローの指導をすることにした。」

この問題は、A君が仕事の前にチェックリストを書く手間を省き、チェックをよくせず自分の好きなように仕事を仕上げてしまったのが原因とされています。

そこで、A君の気持ちを害さないように注意をしているBさんの様子が、このあと述べられています。

しかし、まだ不十分であり、Aさんの論理についての配慮がないことが示されています。

この記事を読んで、私は奇妙な感じがしました。ケースですから、本当の姿は違うのかもしれませんが、もしこれが事実であるなら、おかしなことなのです。

それは上司であるBさんが、品質チェックにまったくかかわっていないことです。つまり丸投げしているのです。

もし、事実なら、こちらの方がより重大な問題です。商品をつくる者とチェックする者とは別々にするというのが常識でしょう。一人企業ならいざしらず、そこそこの企業なのでしょうから。

この記事を書いた人は、それがAさんが言いたかったことだと言いたいのでしょうか。それはわかりません。

しかし、記事を読んでいると、どうもそうは思っていないようにとれます。

部下を指導するさいのコミュニケーションの問題としてこのケースは書かれていますが、なにもかもコミュニケーションの問題ではない。組織の仕組み自体が間違っていることもありますので、そこは気をつけないといけないと思いますね。

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■リーダーシップ向上に関する参考書籍

佐藤直曉著『リーダー感覚――人を指導する喜び』(鳥影社)

本書はL研リーダースクールの通信講座初等科Ⅰのメインテキストです。初等科Ⅰでは、人の心を動かす訓練としてほめる訓練を実践していただきます。この講座は、受講生に技術的アドバイスを行うとともに、受講生の成長を見守っていく実践型プログラムです。

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