コミュニケーションの基礎力:人間分析力

私どもが育成したいリーダーとは、部下一人ひとりの個性を的確に把握できるリーダーであり、そのためには人間に対する理解力が求められます。

この人間理解力こそ、コミュニケーション能力の基礎だと私どもでは考えています。

そのため、L研リーダースクールでは人間行動を研究し、その知識を通信教育制の講座でご提供したいと思っています。

相手の行動基準を判断する場合に、注意しなければならないのは、判断するさいに客観性を保つということです。

よく「相手の立場になって考えよ」と忠告されることが多いと思いますが、実はこれではやや不充分なのです。

なぜならば、とかく人は相手の立場に身を置きながら、自分の行動基準で考えてしまうからです。

相手の立場に身を置き、なおかつ相手の行動基準で考えることが必要です。そうでなければ、なかなか客観的な分析や評価はできません。

人間を見る力をつける訓練法

自分のまわりにいる人間をていねいに観察していくことはたいへん有意義なことです。しかし、実はまだ問題が残っています。それは、観察相手の種類が少なすぎることです。

我々がつきあっている人間の範囲はそれほど広いものではありません。

サラリーマンであれば、会社関係者、顧客、業界関係者などがつきあいの中心になるでしょう。職人、芸術家、あるいは格闘技家などとつきあうことはめったにないでしょう。

そこで、我々はできるだけ人間観察の範囲を広げる工夫をしなければなりません。

いろいろなサークルに首を突っ込むことはもちろん大事です。ただ、それはなかなかたいへんなことですし、またそういう人と出会っても、よい観察機会が得られるとはかぎりません。

それを補う方法として私どもがお勧めするのは、歴史上の人物を取り上げ、その人物の行動を分析することです。

だいたい特殊な状況に追い詰められた人間行動は、その人間の本質を赤裸々に表しますから、勉強の題材としては非常に適しております。

佐藤直曉著『リーダーの人間行動学』では、探検家スコット、乃木希典、大村益次郎、ショパンと愛人のサンド、最澄と空海を取り上げて、人間行動学のフレームワークで人間分析を行っています。

「リーダーの人間行動学」立読みはこちらから

また、ebookなどの資料では、マッカーサーと吉田茂、織田信長に関する資料をご用意しています。

義経に関しては、リーダー研究所のFacebookページのいいねキャンペーンからご提供しています。

この分析の切り口はL研リーダースクール独特のものですから、人間を理解するうえでたいへん参考になると思います。