コミュニケーション力がつくとリーダーシップがつく

リーダーのコミュニケーション能力をつける方法として、私は以下の二点を強調してきました。

1)人間を見る力(感受性を分析する能力、行動基準の理解)

2)コミュニケーション・スキル(ほめる技術、認める技術など)

実はこれを勉強していくと、自然にリーダーシップがついてきます。

それは当然で、部下との共感を得られますし、人の心がわかるようになるからです。

ただ、リーダーにはリーダーの仕事がほかにもあります。それは組織をまとめて動かしていく能力です。

上の二つの能力は、基本的には個人対個人の状態を想定しています。

もちろんチームを動かすときにでも、最後は1対1のコミュニケーションになるわけですので、これらの能力はとても大事です。

ただ、組織を動かすとなると、やはりそれ専門のコミュニケーション能力も必要になります。

この両者があいまって、リーダーシップがついてくるわけです。

それで、チームを動かすコミュニケーション能力ですが、それは次の3点に集約されると思います。

第一は、ゴールの設定です。
美しいゴールは人の心を打ちます。
壮大なゴールは人の心を躍動させます。
ゴールは上の階層から降りてくることが多いわけですが、それを自分のチームに噛みくだく必要があります。

第二は、ゴールまでのプロセスを示すこと。
リーダーの信頼性という意味では、この部分の方がむしろ重要です。
何をいつまでに行うのか。
その結果を受けて、次はどんなことをやっていくのか。
そのようなプロセスをゴールに達するまで描く必要があります。
このプロセスのたて方によって、ゴールまでの達成率がまるで違ってきますが、そういったことを、合理的に説明できるリーダーは、メンバーからの信頼が高まります。

第三は、初期段階としての実績づくりです。
プロジェクトを起ちあげ、初期の段階で将来の大成功を空想させる初期的成果があがらないとき、リーダーに対する信頼は一気にしぼんでしまいます。
リーダーは最初のステップで絶対成功を勝ち取らないといけません。
リーダーに対する信頼感は、実績がとても大事です。
実績がない場合は、とにかくそれを作ることから始めなければいけません。

このあたりは、L研リーダースクールの高等コミュニケーション科で勉強していきます。

拙著『暗示型戦略』がテキストになります。

簡単な紹介動画をどうぞ。

リーダーシップに欠かせない計画の実施プロセス立案