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コミュニケーション能力を高める原理

コミュニケーション能力を高めるためには何が必要か。基本をしっかり頭に入れておきましょう。

そもそも、コミュニケーションをよくしようとするとき、コミュニケーションのテクニックばかり学んで藻あまり効果が出ない。

コミュニケーションをよくするには、まず二つの要素を頭に入れる必要があります。

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まず波長合わせ。ラポールともいいます。

相手との信頼関係とも言えます。

これができていないと、大変話しが通じにくい。

それはそうだ。よくわからない相手は警戒するものです。なんとかその壁を取り除くことが先決です。

そのために、コミュニケーション講師は、「相手との共通点を見つけなさい」などと言います。

出身が同じとか、趣味が同じとか、そういうことで心の壁がなんとなく取り払われることはありますね。

ただ話しを聞き、反論しない」というのはカウンセラーが使う手。これも波長あわせを考えてのことです。

いきなり「あなたの言うことは間違っています」なんて言ったら、波長あわせなんかできませんから。

まずは、よく話しを聞いてあげること。これが波長合わせで最も大事なこと。

心理学者は、「相手と同じ格好をしろ」などと言います。相手が背もたれにもたれたら自分もそうする。

左を向けば自分もそちらを向く。

でもねえ、こんなこと話しのときにやったら、話しに集注できませんよ。

だから、たいていの人はギブアップしますね。あまり実践的な方法じゃないと思います。

むしろ、ほめる技術を使うのがいいです。相手を認める。よいところを認める。

相手の自尊心を満たすんです。すると、相手が聞く耳をもってくれるようになる。

さて、ラポールができたら、いよいよ提言のフェーズ。

ここで、人間分析の知識が効いてきます。

ロジカルシンキングといえば、すごくよい方法のようですが、コミュニケーションにおいてはどうかわかりません。

コミュニケーションは相手次第。

相手が非ロジカルなら、そういう人にかなう話し方をしないといけません。

人間の行動基準は10種類あるとされるので、まずこの10種類を勉強するとよいのです。

説得のジョークにこんなのがあります。

船が難破して乗客がボートに乗り移ってきたがボートは満員。誰かが海に飛び込み、泳がなければならない。どうやって説得するか。

イギリス人にはこう言うといい。
「ジェントルマンらしく振る舞ってくれ」

ドイツ人には
「船長の命令である」

イタリア人には
「君は飛び込むな」

アメリカ人には
「保険に入っているから大丈夫だ」

そして、日本人には
「ほかの皆さんも飛び込んでますよ」

質問:各国の人間たちの行動基準と体癖はどんなものかをお考え下さい。

たとえばイギリス人タイプは、名誉心、世間の評判にたいへん弱い。そればっかり気にする。

そういう人を説得するときは、「これをすれば、世間での評判がたつよ」ともっていくこと。

詳細は拙著『リーダーの人間行動学』をお読みください。